エージェントとドナー選びの基準①

- エージェント選びの最適解
- 卵子ドナーの数のわな
⭐︎エージェント選びについては、まごうことなき、卵子提供で最も大事なことだと思っています。何もかも、全てを握っている。なので、書きたいことが多すぎる!!!!
よって、これについては数回に分けて書いていこうと思います。
エージェント選びの最適解
エージェント(と病院)選びといっても、
私が調べた範囲だと、規模や拠点(日本・海外)を問わないとざっと約20弱あるかなあと思います。
もちろん、台湾を検討に含めるとさらに増えていく。
ゼロからのスタートだったので、手始めにやったことは、勉強も兼ねて台湾の病院の説明会・面談へ2つほど行くことでした。
(内容や印象については、またそれぞれ記事にまとめようと思います)
うち一つの病院は、日本人ドナーもいるらしい。
法整備が進む台湾は国の管理のもと病院で進めるため、エージェントに比べると詐欺にあうリスクが少なくて(個人的見解)、なおかつほぼないけれども、一部病院によっては日本人ドナーもいる。料金も良心的。
でも、ドナー写真を見ることができず、パーソナルな部分の開示がほとんどない(イメージができない)というのがちょっとやっぱり気になってしまう。
私個人として日本人ドナーが気になっていることに加えて、当初は「エージェントの数多いから決めるの大変だろうし、台湾まで調べていくとキリないな」と思い、台湾はその勉強がてらの二つでいいか〜と思っていました。
が!!!結果的に面談を重ねるごとに、だんだん手持ちの駒が少なくなり、結果的に台湾もゴリゴリに並行して調べることに。
私の性格なのか、色々調べすぎてなのか、どうにも減点方式で見てしまう。
でも、夫婦の人生に関わることだし、最終的には一つのエージェントと契約するんだし「厳しくてもいいか」とも思いました。(就活の時みたいな考え方、、笑)
それにしても、エージェントを選んだとしても、病院を選んだとしても、卵子提供について情報共有されている方々の「レシピエント(私たち)の立場が弱い、、けど仕方ない」と訴えている人の多さよ。。
結局立場的にはまだまだ、病院>>エージェント>>>>>レシピエント(私たち)
という構図は変わらなそう。
ドナーの採卵が遅れても!病院からキツくあたられても!スケジュールが思うように行かなくても!卵子を提供される私たちはただ待つだけ、らしい。
かつ、そういう訴えを拝見していて「忘れちゃならんな」とつくづく思うのは、エージェントはあくまで病院、ドナー、私たちをつなぐ、まさにただ単なる「仲介者」であって、
それ以上のサポートを求めるのは現状無理、ということ。
うーむ。。
とはいえ、今後も早発卵巣不全を含む、さまざまな要因による不妊の人は一定の割合で発生するわけで、かつ、女性の社会進出は進むので、子供を授かる年齢も今と同じくらい、若しくはより高齢化する確率だってあるでしょう、
だから、卵子提供って、今後もニーズがある、むしろ増えていく選択肢になるのではないかと勝手に思っている。
あと10年後くらいしたら、時代も追いついて、エージェントの競争も良い意味で激しくなり、そういう力関係みたいな構図も是正されていくのかな。
もはや私が安心安全なエージェント起業したいくらいだよ、、、笑
話が少しそれましたが、そんなわけで現状は、当たり前だけれど、エージェント・病院選びは美容院などとは違って、周囲の口コミが期待できません。
結局参考になるのはお金を多少払っての口コミ(有料noteなど)、そして揺るぎないのは何より自分の足を運んでの情報。海外に拠点ある場合は、zoomでのオンライン面談は必須だなあと感じました。「実際にエージェントと喋って得られる情報と、印象が違いすぎる、、」と思うこともしばしば。
金額だって、HPの情報が更新されていないところもあるし、そもそもそのエージェントが得意としているプランが、HPと違うことも。
なので、私の経験から、エージェント、病院選びでベストだと感じた動き方は
1、ネットで情報収集。
信頼できるのは(有料含むブログ・note、>ラインのオプチャ>X>掲示板)って感じ。正直、HPとかパンフレットとかに記載されている体験談は一切信じませんでした。自社サイトなんていいことしかのらないし。一方で、経験者と思わしきネット情報は侮れません。提携病院の事件とか、そもそもエージェントの過去のトラブルなどは、自分で探しきれないものもあるし。もう情報戦ですね。
2、夫婦で、「何を大切にするか」の基準を定める
これは正直、しっかり固まり切らないままスタートしました。信頼性、ドナーの情報開示の内容など、優先順位がしっかり決まっていればもっとスムーズだったかなとも思います。
3、エージェントに実際に足を運び、しっかり情報交換する。
もちろん、優先順位は各家庭それぞれですし、「信用できるか」とかっていうのも、各々の価値観に委ねられていると思うので、繰り返しになりますが可能な限り足を運ぶのがベスト。
卵子ドナーの数のワナ
闇雲にやってても意味がないので、だいたいの自分なりの基準を持って面談には臨みました。とりあえず夫が選びやすいように5社まで絞る。
私が一番重視するのは「信頼性」。
よって、私が確認したポイントは以下。
・サービス提供開始から最低5年は経過している(基準としては10年ほどはほしい)
・実績(件数)
・妊娠率(その確率は1個移植なのか、2個移植なのかなどもポイント)
・ドナー数
・質問への答えが正しく返ってくるか(意思疎通がそつなくできそうかというコミュ力という観点でも)
・答えにくい質問でも、誤魔化さずに答えてくれるか。
実は、当初、ドナーの数は最初はかなり重視していました。というか、優先順位1位くらいにしていた。
ですが、面談をしているうちに、結局魅力的なドナーがいてもすぐに刺激・採卵に応じられないというケースが散見されていることから(経験者のブログでは、10人弱選んで全部断られたというケースも)
あまりにドナーを重視すると危ういかなと思い、優先順位を少し下げました。
例え500人ドナーを抱えていたり、「この人がいい!」と思う人がいたりしても
契約後にそのドナーに断られる可能性もあるわけだし。
もちろん、エージェントによっては「綺麗な方が多いな〜」という特色あるエージェントもあります。でも結局、ドナーさんに「すぐ採卵可能か」とか聞いてもらえるのって契約後だし、結構不確定要素だなって思います。
でも、もちろんドナーを選ぶことができるっていうのは、まさに台湾などではない大きな大きなメリット。エージェントにするならば、こだわるところはこだわっていきたいですよね。
エージェントとドナー選びの基準②に続きます!